■はじめに■
「夢を探し、追い、そして実現する学校」、北海道倶知安高等学校のHPにお越しいただきありがとうございます。本校は昨年(令和4年度)、開校100周年を迎えた伝統校です。100年もの間、地域の皆様に支えていただき、常に「時代の鐘を打ち鳴らす」教育を続けてきました。今年は創立101年目の年になります。本校にとりましては「新しい世紀」に入りました。歴史と伝統を継承しながらも、時代の流れに柔軟に対応し、次の世紀への一歩を踏み出します。生徒の「夢の実現」のため、今年も生徒・教職員が一丸となり邁進してまいります。
■本校の歴史■
本校は、大正11年に北海道庁立倶知安中学校として開校し、昭和24年には町立倶知安女子高等学校と統合して北海道倶知安高等学校となり、今年で創立101年になりました。この間、羊蹄山麓地域の中心校として全日制普通科を母体にしながら、昭和27年には商業科、昭和30年に家政科、昭和39年に工業科が設置され、その時代の要請に応える教育活動に取り組んできました。また、昭和28年に設置された夜間定時制課程は平成14年の閉課に至るまでの49年間、地域の勤労青少年の勉学に対する熱い情熱に応えました。
本校卒業生は2万1千人を超え、羊蹄山麓地域の政治・経済・文化の中心として活躍する人材はもとより、地域の誇りである小川原 脩、西村 計雄 両画伯や直木賞作家 京極 夏彦 氏など、全国・全世界の各方面で活躍する優秀な人材を数多く輩出してきました。
■一歩先を行く実践■
本校は、社会の変化に対応し、平成22年度から後志管内初の普通科単位制を導入。単位制の特長を生かした幅広い科目を設定し、一人一人の興味・関心や進路希望に合わせた主体的な学習や少人数指導・習熟度別指導等によるきめ細やかな指導、系統的なキャリア教育を行っています。
さらに、平成24・25年度の2年間、文部科学省指定事業である「英語によるコミュニケーション能力・論理的思考力を強化する指導改善の取組」を行い、町内小中高の連携による「イングリッシュキャンプ」や、町内に居住する外国人の増加対応を視野に入れた取組を推進するとともに、遠隔授業研究開発推進事業の研究協力校や蘭越高校の地域連携協力校として、道内の高校教育を牽引する取組を行っております。その成果は英検準1級合格者を毎年輩出という結果(令和3年度4名、令和4年度2名)にも結び付いています。
また、令和元年度にはG20観光相会合における観光振興に関する提言、世界津波の日高校生サミットにおける海外高校生へのおもてなし等で本校生徒が活躍しました。
■校風・実績■
校訓「進取 創造 自律」とモットーである「不羈卓犖(ふきたくらく)」の精神を持ち生徒たちは日々学んでいます。100年という長い時間をかけて培った「進取 創造 自律」と「不羈卓犖」を大切にする校風がこれからの変化の激しい社会を生き抜く生徒たちに役立っていくものと考えています。
部活動は加入率90%程度、高体野連・高文連など各種大会で好成績を出し、全道大会へ多数の生徒が出場しております。特に、スキー部においては、全国大会入賞を果たすなど確実な成果を上げています。
進路実績としては、昨年度、国家公務員をはじめ各種公務員に延べ9名、小樽商科大学、北海道教育大学、室蘭工業大学、弘前大学をはじめとする国公立大学に13名合格し、希望を叶えた生徒がいました。さらに私立大学へも多数合格するなどの進路実績を残しました。
■チーム倶知安■
今年度も、地域と共にある学校を目指しながら、スクールミッションを確実に果たし、ご家庭と地域の期待に応える倶知安高校として全教職員一丸となって取り組んで参ります。本校教育活動に対し、一層のご理解とご支援をお願いいたします。